二次創作に多く見られる序の展開。  それは、異世界からの誘いだったり。  物語のキャラクターに憑依もしくは転生したり。  それらは、原作と言う流れに介入し原作ではないIFの物語を紡ぐ。  原作と言う伸び続ける太い幹からIFと言う枝は無限無数に伸び交差する。  さて、こんなつまらない話はここで終えるとしよう。  とりえあず、今の現状をこの物語をのぞいているだろう者に説明するとするなら。  転生しました。えぇよくあるテンプレートの如く転生いたしました。  ただ、転生の方法は、よくある転生四天王のトラックではなく……  言うなら……業務上過失致死? こう、家の屋根のペンキを塗ってたらツルッと滑って……  思い出したら頭が痛くなってきた。物理的な意味で。  あれ? でも、自分が作業中にだから……業務上ではないのか? まぁいい。    まぁ、それよりも何に転生したかを説明しましょう。  リリ○ルだとかマブラ○だとか○方やらネギ○やらゼ○魔と転生系は多い。  とりあえず、いまあげた物ではなく……あぁ、まどろっこしい。  いつから自分はこんな回りくどくなったのか。  自分が転生したのはRozenMeiden。そして、その第五ドール。  そう、真紅に転生したのだ。いや、転生なのかどうかのかはわからない。  ただ、憑依ではないのは確かな気がする。  憑依系に良く見られる。記憶の受け継ぎ。  何せ、真紅が【真紅】だと言う記憶が無いのだ。  ただ、【Alis】になればお父様に逢える。と言う概念? だけがはっきりとある程度。  多分なのだが、真紅が【真紅】として形を成した時を人間でいう赤ん坊の誕生と言うならしっくり来る。  難しい事を考えるのは好きではないので、割合する。  事実として残るのは、自分が真紅であると言う事。  そして、今現在……原作の流れで言うならオーベルの時代であると言う事である。  何故分かるかと言うと……いまこうやって自分で思考できる事=螺旋巻かれた=螺旋巻いた子がサラ。  なんでサラって分かるといわれたら……部屋の内装と窓の外から見える風景あと女の子の髪型と声である。  決定されている未来のミーディアムであるジュンと声質というか響きというかなんというか同じなんです。  アニメだと声優一緒だったしね!!! とか、思っておく。  それにしても……ローゼン……ネグレイト親父が作ったのって錬金術が真っ盛りの時期であったと考えても……  どう考えても眠りすぎだと思う。現在十九世紀後半ぐらい。  サラに今何年? て聴いたら。わかんない! って笑顔で答えてもらった為予測でしかないが……  人形の体ではあるが、なんかバキバキと全身から音がしてしまいそうだ。  さて、オーベルの時代といえば……水銀燈との出会いがある訳なのだが……  中の人的に、原作のツンデレも捨てがたいがオーベルのしなっとした水銀燈も捨てがたい。寧ろ、好きだ。  大体、水銀燈がツンデレというか歪んじゃった原因は、真紅であると思ってしょうがない。  否定はいけない。寧ろ、あの時よかったわね。と、でも言って祝福してあげればいいのに……  まぁ、当時の真紅の心情はよくわかんない。今は己が真紅だが、わからんものです。  とりあえず、サラの相手をしながら水銀燈が来る日まで待つ事にする。  nのフィールドの入り方もサラッとわかったし。記憶には無いのだが、ネグレ親父が体にプログラミング? したのか……  つまり、使い方知らないのに分かっているという状態である。薔薇の花びらも無論出せる。  サラが綺麗ね! って喜ぶものだからついつい……部屋一杯にしてご同室のネコにフシャーって怒られたのでさっさと消した。  とはいえ……すっごく暇。紅茶を飲むかサラの相手をするかネコと遊ぶかしかない。  アリスゲームは、まだ他の姉妹が目を覚ましていないのでおこりゃんせん。  あぁ、一応双子が起きてる様なのだけども……別にどうでもいい。  仲良くできたらいいのだけども、この時期の蒼い子は【Alis】に盲目過ぎて融通が利かない。  自分としてもアリスゲームとかアリスとかどうでもいいし……むしろ、ネグレ親父を殴りたい程度の感じだ。  水銀燈はやくこないかなぁ? と、ボケッと日々思うばかりである。  そういえば、転生前の自分は、日本人だったと思う。そう男の日本人。  英語とか一切しゃべれなくて、スペルなにそれよめねぇよ! が、素な状態だったはず。  ……あれ? なんでサラと普通におしゃべりできるんだろうかね?  どう見ても暗号にしか見えない書物も読めるし……  今度、サラにサラの父親が読む様な分厚い本でも持ってきてもらおうか……  そういえば、ホーリエ何処行った……nのフィールドで適当にしてなさい。って言ったけども……  なにしてるんだろうかねぇ……  真紅が所持している知識。  Rozen(漫画原作) Rozen(アニメ第二部と特別編)