コードギアスR2終了しましたね。記念。
ルルーシュがゼロに殺されて→気が付いたら赤ん坊だった。
そして、当たり前の様に原作設定捏造しまくり作品。







赤ん坊の泣き声が聞こえる。
それが己の口から発せられていると判る。
己の現状がよく分からない。
俺は、ゼロになったスザクに殺され文字通り「ブリタニアをぶっ壊した」
その時最後に聞いたのは、愛しい妹。ナナリーの涙交じりの声。
ただ、その言葉が何だったのかは、聞き取れなかった。ソレだけが悔やまれる。

「シュザンヌ様。クリムゾン様。元気な男の子でございます」
「見れば判る! ソレよりもだな……あー……」
「貴方、落ち着いてくださいな。この子が驚いてまた泣いてしまいますわ」
「む、すまん……」

ぼやけた視界に入る、多分大人だろう二人の顔。
赤ん坊の視界は、色が交じり合った世界ゆえに、ちゃんと顔を顔として認知できない。
それが、少々つらかった。

「貴方。この子の名前は、お決まりになって?」
「う、うむ……ルルーシュだ。古代イスパニア語で『不屈の正義』を意味する言葉だ」
「まぁ。立派ですわね……ルルーシュ。貴方の名前はルルーシュよ」

その言葉を……その名を再び与えられるとは思っていなかった。
寧ろ、運命の様な物を感じてしまうしだいだ……
しかしながら、己が赤ん坊と言う立場は、気恥ずかしすぎる……
早く、成長したいものだ。と、ため息を心の中でつくのだった。




ルルーシュ・フォン・ファブレ。
キムラスカ=ランバルディア王位継承第三位。
ファブレ家の長男であり、その髪色は黒である。

ルルーシュの名前が、広く知られるようになったのは齢九歳の頃。
まだ、九年と言う短い歳月しか過ごしていないルルーシュが、打ち出した政策にある。
正確には、ルルーシュがインゴベルト六世にクリムゾン経由で打診した案なのだが……
その政策とは、キムラスカにおける失業者等の職を失った者・職を持たない者に対しての職業斡旋。
また、キムラスカの税制の変更は、農業・漁業において可也の負担軽減となった。
コレまでの税制が、如何なる時でも固定税を国に収めていたのだが……
ルルーシュが打ち出した税制は、その時の採れた物の分量によってかかる税金が違うと言う事。
つまり不作だろうが、なんだろうが、その時の分量にかかる税金のみ払えば良しと言う事だ。
しかし、コレは不正を行う者も多く発生する為に、その監査は非常に厳しくして。
偽りを報告しソレが発覚した場合。その者の財産の三分の二を徴収すると言うモノ。
また、この事を密告した者に対しては、懸賞金を出すと言うモノだ。
密告に対しても、厳正に調査を行う。もし偽りならば密告者に対しては、財産の四分の三を没収になっている。

この政策に対して、新しいモノも出来た。
それが、監査局と管理局。更にその二つを監視する違法監査局の発足。
コレに対しては、貴族から数名と平民から数名の混合となっている。
今までに無いこの政策に対し、一部の貴族らは難色を示したが、テストとして一部地域を対象に開始し……
今では、キムラスカ=ランバルディア王国内では、それが当たり前の事となっている。
この事により発生したメリット。
今まで、食材等をマルクトからの輸入に殆ど頼っていたのが解決し物価の低下と安定した価格での供給が可能になった。
また、職業斡旋でキムラスカ内の失業者数の激減は、失業していた者には大変嬉しい事だった。
そして、国内の貨幣流通が更に潤滑になり国は、急激にとは行かないが緩やかに栄えてゆくのであった。




ルルーシュ・フォン・ファブレ。
齢十の時に、インゴベルト六世の娘ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア誕生。
ナタリア誕生当初。ルルーシュが、街の視察を行っていた時に乱心している女性シルヴィアを保護。
事情を聴くと、ルルーシュは直ぐに黒の騎士団を動かしシルヴィアの母親である。乳母を拘束。
この事により、ナタリアの死産が確認された。
インゴベルト六世にその事を報告した際。乳母から事情聴取した内容を伝える。
その事により、インゴベルト六世並びに連なる王族らは、スコアに対し不信感を抱く。
また、乳母が連れてきた赤子メリル・オークランドは、本当の両親の元に一時的返還後に
その両親……後の黒獅子のラルゴとシルヴィアを、バチカル城へ召喚しメリル・オークランドを
ナタリアとして育てる事を告げる。無論、拘束した乳母の一族である為一時的な投獄後に、メリルの世話係として復帰。
砂漠の獅子王ラルゴは、黒の騎士団の所属としてダアトへの潜入を命じた。
また、死産したナタリアは手厚く王家縁の墓所へ埋葬し、その葬儀は限られた人数での静かなモノだった。




ルルーシュ・フォン・ファブレ
齢十一の時、弟になるルーク・フォン・ファブレが誕生。
ルルーシュが、子連れルルーシュの称号を得る。本人いらんとか言う。
黒の騎士団本格的に活動を開始。国内の各町。マルクト帝国、ダアトに諜報員を放ち情報を収集に奔走。
主にスコアの通りに行動した結果等の情報収集。
その結果スコア通りに行動し活動した結果をインゴベルト六世並びにインゴベルト六世が信頼している重臣に報告。
更に、スコアに対し疑問・不安の声高まるが、表には出さない。




ルルーシュ・フォン・ファブレ
齢二十一。ナタリア(メリル)十一歳。ルーク十歳。
ルークが誘拐。誘拐したのはマルクトと見られているが……
その誘拐事件後に、保護したルークの様子とダアトに潜入しているラルゴと黒の騎士団からの情報により
誘拐したのは、ダアト。それもヴァンの手で行われていた事が発覚するが、ヴァンを泳がす為に放置。
尚、誘拐されたルークは、ラルゴと黒の騎士団の手により影ながら保護する形とする。
もう一人のルーク。検査によりジェイド・バルフォア博士が行ったフォミクリー技術によるレプリカと判明。
ヴァンを泳がす為と、レプリカと言えども生み出された命に罪は無いと言う事で
レプリカ・ルークをルークとして扱う。レプリカ・ルーク。ルークとルインと言う名を得る。
オリジナル・ルークが帰国した際、レプリカ・ルークはルインを名乗る事となる。




ルルーシュ・フォン・ファブレ
齢二十八。ナタリア(メリル)十八。ルーク十七。ルイン七歳。
物語が、始まりを迎える。




ルルーシュ。その年に見えない美貌と若さに、黒の美王子の称号を手に入れたりする。














あとがき。
あれ? ルルーシュ転生で、話を行うはずなのに、歴史になってしまった。あれ?