「アリエッタ。アリエッタ。どこですか?」

イオンの声が、緑生い茂る森の中に響く。
その声に反応して草むらから飛び出てきたのは、一人の少女。
髪の色は緑色で、瞳の色は薄い桃色。
少女は、そのままイオンにぽふっと言う可愛らしい音と共に抱きついた。

「イリィ。アリエッタは何処です?」
「おばーちゃんと話してる! イリィお暇だから探検!」

少女イリィの言葉に、ため息をひとつつくイオン。
そのままイリィの手を取り、おばーちゃんの所へと歩いてゆく。
時折、ライガと呼ばれる魔物が現われては、イリィにその立派な毛並みをぐしゃぐしゃに撫で回される。
その後ライガは、決まってイリィの手から逃れ
一度身を震わせ毛並みを整えた後で、頭を一度下げてその場を去ってゆく。

「アリエッタ。駄目ですよ。イリィをちゃんとみてないと」
「あ、イオン様。ごめんなさい。ママと、話し込んでた。です」

そう言うアリエッタの後ろに存在する巨躯を持つ存在をイオンは見上げる。
其処に居たのは、ライガの長たるライガクイーン。
そんなライガクイーンに、イオンは一度頭を下げると、ライガクイーンは一度小さく鳴いた。

「ママ〜」

イリィは、アリエッタに向かって抱きつく。
そんなイリィをやさしく抱きしめるアリエッタ。












オリジナルイオンとアリエッタ二十歳とその娘イリィ。
娘の名前はぶっちゃけ思いつかなかった。
このネタをどうにか、ちゃんとした短編にでもしてみたいものです。


導師イオン(オリジナル)
死ぬ預言が読まれていたが、アリエッタと結婚して子供つくっちゃって……
アリエッタのかわいさと子供のかわいさに死んでも死に切れない! と、
気合と根性で預言回避してしまったある意味最強の人。
アリエッタと娘には大変甘く。二人に近寄るモノには最大限の殺意をプレゼント。(時々行動

アリエッタ
二十歳。次期ライガクイーン。イオン様ラブ。気が付いたら結婚。
イオン様を襲って、番になって子を成す行動力っぷり。
イオン様と娘の為なら最強の主婦になる。
でも料理が苦手なので、アニス(二十歳)に習ってる。

イリィ(仮)
イオンとアリエッタの娘。
息子でも可。なのだが、作者が娘の方が書きやすいので現在娘。
髪色はイオン。瞳の色はアリエッタを受け継いでいる。
アリエッタの次のライガクイーン。
パパとママ大好きっ娘。
実は、底知れぬ力が…………
一応、ルークよりは一歳ほど年上。


此処に出てこない人での設定

アニス
無論、二十歳。
アリエッタの親友で、イオンと結婚した事を純粋に祝福。
イリィを可愛がりつつもちゃんと駄目な事は駄目と教える。
アリエッタに料理を習得させるべく躍起になってる。
何せ、アリエッタの料理は、独創的すぎるらしいのだ。

ディスト
ネビリム先生を復活させようと躍起になってるけど、此処最近イリィが何故かよく研究室に来る為
危なくて(自分の身が)研究なんてできない。急遽イリィ対策でタウロスを作ったり……
気が付いたら、子供向けの音機関を作ってる。
六神将一のお金持ちになる。

ヴァン
レプリカ計画とかスコアを覆すとか言ってた人。
結局イオンの腹黒な違う計画でそれは潰され、アリエッタの主婦パワーに勝てない。
イリィには幼い頃のティアを見て……
ぶっちゃけると、現在ただの人の良いおじさんになってる(イリィにとって)
でも、イリィにおじさんと言われてうなだれる毎日。

リグレット
子育てした事ないアリエッタの良き理解者。
幼少の頃弟の面倒を見ていた為、子育てに理解。
計画? スコア? 何それ美味しいの? な状況。
イリィの二人目のおかーさん。

シンク
イオンレプリカの一人。
本当は死ぬはずのオリジナルの代わりに作られたレプリカなんだけど……
イリィと一緒に遊んでたりする。(おもにヴァンに対しての悪戯
フローリアンも一緒になるとヴァンの被害は甚大になる。
もう世界をうらむとかスコアとかどうでもいいや。と、はっちゃける。

イオン<レプリカ>
イオンレプリカの一人。
オリジナルの影武者だったり、イリィのお兄さん。
イリィの勉強を見てあげたりするけどイリィが逃げるので、鬼ごっこに発展する事多々あり。
そのせいなのか、身体が鍛えられて来た。
同じイオンだと名前ごちゃごちゃになるので、影武者じゃないときは『イルク』と名乗ってる。

フローリアン
イオンレプリカの一人。
結構最強な存在。ヴァンの天敵の一人。
イリィとアニス大好き。現在、アニスと一緒に生活中。

ラルゴ
おじいさん

アッシュ
イリィを見たら逃げる。(前にイリィを罵ったっけオリジナルイオンとアリエッタにフルボッコにされた

ルーク
イリィを見て少しうらやましいな。と思った少年。
いつか俺も母上と父上とあんな風なひと時を過ごしたいと夢見る。
イリィの弟。でもその事実をあまり認めたくない。

モース
一応、大詠師なのだが、苦労人。
預言覆ったりしちゃってもう、預言推進とか言ってられない人。
てか、あれか? 預言ってただの『道標』じゃね? と、なんか思考がぶっ飛んだ。
イリィによくお菓子を挙げてアリエッタとイオンに怒られる。
イリィにとっての二人目のおじいさん

ガイ、ナタリア、ティア
ぶっちゃけると出番が多分皆無っぽい三人。

ミュウ
きっとライガクイーンからイリィにプレゼントされる。